さよならの後に  5話 始まる未来









Side

は控え室で1人支度を終えて、ジルベスターコンサートの始まりを静かに待っていた。
控え室にはひっきりなしに携帯のバイブレーションの音が響き、
携帯を確認するとたくさんのメッセージが友人や家族から届いていた。
コンサートの始まり前に全てを読み終えるのが難しいため、は携帯に向かって小さくありがとうと呟くと電源を切ってそっとバッグにしまう。

ーーーードクンッ、ドクンッ

バイブ音がなくなり控え室が静かになると、鼓動の音が聞こえてくる。
脈が速くいつもよりも緊張しているのがわかり、加えて少し不安を感じていた。
今までコンサートで緊張することはあっても、不安を感じることはほとんどなかったのに。

「…ふぅ、落ち着け、落ち着け」

そう自分に言い聞かせながら、は大きく深呼吸をして鏡に向かって無理やり笑顔を作った。
頬を軽く叩いて気合いを入れ直して立ち上がった瞬間、机の上に置いてあったバッグにぶつかってしまう。

ーーーーガシャンッ

バッグが勢いよく地面に落下して、中身が床に散乱する。

「あーっ、やっちゃった...」

は大きなため息をついて、散らかった私物を片付けるために床にしゃがみこんだ。
バッグから飛び出した楽譜や財布などを拾っていると、少し離れたところに緑色のイヤリングが落ちているのが目に入る。

「…あっ」

その瞬間ドクンと大きく脈打つ鼓動。
緑色のイヤリングは、が高校2年生の時、合奏団で開催したクリスマスコンサートの帰り道に
大地からもらったプレゼントだった。
初めてのプレゼントがうれしくて、大地と付き合い始めた後もコンサートやデートの度にそのイヤリングを身に着けていた。

しかし数年後、コンサートで演奏した際に片側だけ無くしてしまう。
そのコンサートは初めてソロを演奏した日で、演奏が無事に終わり会場を出ようとした時に片側だけなくなっていることに気づいた。
慌てて会場に戻り、控室やステージを探すも見つからず泣きそうな顔をして探していると、出口での帰りを待っていた大地が駆け寄ってきた。

ちゃん、どうしたんだい?』

事情を説明すると、大地も一緒に探すのを手伝ってくれたが、結局見つからずに会場を後にすることとなった。
帰り道、いつものように大地と一緒に手を繋いで歩いていると、初めて貰ったプレゼントを無くしてしまったというショックからか
は今にも泣きそうな顔をしていて、たまらず大地はをぎゅっと抱きしめた。

『...あのイヤリングをずっと大切につけてくれていたんだね、ありがとう』

慰めるようにの頭を撫でる大地。
その優しさには泣きそうになるのをぐっとこらえて、大地を抱きしめ返した。

『大地さんからもらった初めてのプレゼントだったのに、ごめんなさい…』
『…ちゃん』
『ステージの上に立つとき、あのイヤリングをしていると不思議と不安がなくなるんです。
 大地さんに守られてるというか…傍にいてくれてるような気がして』

なかなか会えない日も、ステージで不安になる日も
あのイヤリングを身につけていると大地を感じられて強くなれる気がした。

『そうか…なら、大丈夫さ』
『え?』

大地はを抱きしめたまま、おでこに優しいキスを落とす。
そして少し体を離して、彼女の胸に大きな手を置いた。

『俺はどんな時も、ずっと君のここにいるから』

大地の手にの鼓動が伝わっていく。
その早くなる大きな音に大地は優しく微笑んだ。

『君は可愛いな』
『…っ!』

おでこの次には唇にキスを落とされて、は顔を真っ赤にさせいつの間にか悲しい気持ちなど吹き飛んでいた。

例え傍に入れなくても、いつもこの胸の中にいる。
そんな彼の言葉が支えになって、イヤリングがなくても不安を感じずにステージに上がることができるようになった。

はぎゅっとイヤリングを手で握りしめて大きく深呼吸をする。

今までどんなときも支えてきてくれた人。
これからの自分の未来と、彼の未来は重なり合うことはないけれど
彼からもらったたくさんの温かい思い出や、彼への想いは未だにこの胸に残っているから。

「...うん、大丈夫」

握りしめていたイヤリングをそっと机に置いて、は鏡に向かって再度微笑んだ。
先程とは違い、迷いのない笑顔。

ーーーートン、トンッ

控室のドアがノックされると、はその音の方へ振り向いた。

、そろそろ始まるぞ」

響也の声がドアの向こう側から聞こえると、は「はーい」と返事をして控室を後にした。













そして、ジルベスタ―コンサートが始まった。
ステージで繰り広げられるプロの演奏に、湧き上がる歓声と拍手。
満席の会場はクラシックコンサートとは思えないほどの熱気に包まれたまま、全ての演奏曲が終わった。

「おい、アンコールは確か各組が一曲ずつだったよな」

興奮した東金が先陣をきって土岐と一緒にステージに向かった。
大きな歓声が上がり、アンコールの一曲目を演奏する。
デュアルエンジンの演奏が終わると、続いて天音学園メンバの番となり、三人の息のあった演奏が会場をさらに感動の渦にのみこんだ。
アンコールの二曲目が終わり、最後の演奏になる。

次はと響也でバッハの無伴奏ソナタを演奏する予定なのだが、肝心の響也がヴァイオリンを持たずに近づいてきた。

「響也、出番だよ?」

の声に響也はふっと微笑んで、の背中を優しく押した。

「えっ?」
「お前今日弾きたい曲あるんだろ?ここまでのステージをお前が作ったんだから、最後に思いっきり自分の好きな曲弾いてこいよ」

自分が弾きたい曲。
その言葉には戸惑ってしまう。

「...それにさ、大地にチケット渡したから、今日来てるみてーだし」
「えっ?」
「お前が伝えたいことを全部曲にのせて届けてこいよ。…ほら、会場全員お前を待ってるんだから、早く行けって」

響也に再度ぽんっと背中をおされたはステージに続く道に無理やり押し出された。
するとを見るや否や、会場中から溢れんばかりの拍手が鳴り始め、は意を決してステージに向かって歩き出した。
アリーナの真ん中に設置されたステージに一人立つと会場が静まり返る。

ヴァイオリンを構えて、は覚悟を決めて演奏を始めた。
大地がこの会場のどこかにいる。
伝えたい想いをのせる曲は『皇帝円舞曲』だ。

10年前に開催したジルベスタ―コンサートで、最後に大地と共に演奏した曲。

目を閉じて思いを込めて演奏をすると、今まで二人で過ごしてきたたくさんの思い出がよみがえる。

会えない日々も多かったけれど、それでも一緒に歩んでこれたことが幸せだった。
これから、あなたが幸せに生きていけるようにと願いを込めて、は精一杯ヴァイオリンを弾いた。

この曲は皇帝円舞曲と言う通りソロで弾くような曲ではない。
しかし、彼女の軽やかなヴァイオリンの演奏はキラキラと輝き、いつしか会場を優しく暖かい空気に包み込んでいた。

そして、演奏が終わると一瞬会場は静まりかえるも、その後すぐに大きな拍手に包まれた。
会場にいた観客は、彼女のヴァイオリンの音色に幸せな気持ちを感じて胸いっぱいになったのだった。

こうして、ジルベスタ―コンサートは無事に幕を下ろした。












****


Side 榊 大地

昨日響也からもらったチケットを持って、横浜アリーナへと向かう。
新横浜駅から横浜アリーナへ続く道は、同じジルベスタ―コンサートへ行く人でごった返していて、その人混みをかき分けて会場へと急ぎ足で向かった。

会場へつくと、チケットを見せて中に入り自分の席を探して座る。
アリーナの真ん中にあるステージを、客席が囲むような配置になっていて
演奏がどの席からでも聞きやすいように配慮されていた。
しかし、自席からステージまではそこまで近くないので、彼女が自分を見つけることはほぼ不可能だろう。

「俺10年前も、さんが横浜アリーナでやったジルベスタ―コンサート来てたんだぜ!」
「へぇ〜、まじかよ。いいなぁ〜!」

目の前に座っている高校生ぐらいの男の子が、10年前に開催されたジルベスターコンサートにも来ていたことを友人に自慢していた。
当時のコンサートでは、彼女のすぐ隣に自分もいたのだと感慨深く大地はステージを見つめていた。

多くの観客がいまかいまかと待ちわびる中、観客席のライトが消えて、ステージ中央が明るくなりジルベスタ―コンサートが始まった。

オーケストラの演奏から始まり、アンサンブルメンバの演奏が続く。
デュアルエンジンのデュオにはひときわ黄色い歓声が響き渡り、天音学園メンバのアンサンブルには多くのプロになりたい演奏家の卵たちが心を震わした。
そして響也とのデュオが始まると、二人の息の合った演奏に会場中が感動して大きな拍手が沸き起こった。

「…ちゃん」

久しぶりに彼女の演奏を生で聞いて胸を打たれる。
演奏技術や表現力など、プロの演奏家となった今は昔よりも格段にレベルは上がっているのは当然だった。
しかし、彼女の音色は今も昔と変わっていないのだ。

温かくて、明るい音色で、晴れやかで
心が浮き立つ彼女らしいヴァイオリン

目を閉じれば、受験勉強中に時折彼女の演奏を聴きに行っていたことを思い出す。

彼女が楽しそうに練習している傍のベンチに座って演奏を聞いて。
俺は彼女の奏でるヴァイオリンの音が大好きだった。

そんな彼女から高校卒業後にヴァイオリニストを目指していると聞いたときは、嬉しくてたまらなくて。
周りから医者とヴァイオリニストなんて幸せになれるわけがない、と何度も言われたことがあったが
俺は彼女が彼女らしく生きているのが好きだった。
ヴァイオリンも彼女を形成する1つで、俺は全てを含めて彼女を愛していた。

全ての演奏が終わると、会場は大きな拍手に包まれた。
鳴りやまない拍手にこたえるように、アンコールの演奏が始まる。
トップバッターで出てきたのは、デュアルエンジンのデュオ。
二人のエレキヴァイオリンが、艶やかに響き渡り黄色い歓声が会場を包み込んだ。
続いて、天音学園の3人がステージに上がると、レベルの高い曲をさらりと演奏して観客を魅了する。

そして最後の演奏。
順当に考えれば響也とのデュオだろうと、会場中は2人を今か今かと待ちわびていたが、ステージに続く道に現れたのは1人だった。

「あれ?どうしたんだろう?1人だね」
「ソロで演奏なのかな?すごい〜!」

響也がいないことで会場が少しざわついているも、ステージの上に一人で立った彼女はヴァイオリンを構えて演奏を始める。

「…っ!」

彼女が演奏を始めた曲は、10年前にあの舞台で一緒に演奏した「皇帝円舞曲」だった。

「すごーい、誰かが踊ってるみたいだよ。お母さん」
「しー、静かに」

隣にいた子供がステージで誰かが踊っているみたいだと指を指す。
彼女の演奏によって軽やかなワルツが響き渡り、まるでステージの上で舞踏会が行われているように感じた。

『ま、素直じゃねぇあいつの気持ちは、昔からヴァイオリンの音に全部のってくるだろ?だから大地がちゃんと聞かねぇと意味がねぇと思う』

響也の言葉が聞こえてくる。

彼女のヴァイオリンの音色にのってくる想い。
きっとそれが見えるとしたなら、俺と同じ色をして形をしているのだろう。
優しくて温かくて、2人でいた時間が幸せだったと言っているようで胸がいっぱいになった。

ちゃん、まだ俺にはチャンスがあると期待していいのかな…?」

瞼を閉じると、今まで二人で過ごしてきた思い出が浮かんでは消えてを繰り返し、
いつの間にか涙がゆっくりと頬を伝い、膝の上に落ちていく。
そして、今すぐにでも君の傍に行きたいと心から願った。











































*****




「あいかわらず打ち上げ場所はかわらねーのな」

コンサート会場と同じく打ち上げ会場も10年前と同じ場所だった。
会場に入った響也が小さな声で文句をいうと、隣で聞いていた東金が舌打ちをする。

「文句言うなら、帰れよ」
「な、別に文句じゃねぇ!」

相変わらずのやり取りをしながら、演奏メンバー達はそれぞれ会場内に散って行った。
10年前と違うのは、スタッフやオーケストラなどのメンバーや、記者などの取材陣も多く駆けつけていたことで、会場が前回よりも小さく感じた。

演奏者やスタッフが思い思いに歓談し、会場のさまざまな場所で記者が演奏者達にインタビューを行ったりと会場は盛り上がっていた。
そして、もヴァイオリニストとして、そしてジルベスタ―コンサートをプロデュースをした立場から、
多くの記者から注目されており、会場のいたるところでインタビューを受けたり、コンサートの関係者などから声をかけられたりと慌ただしい時間を過ごしていた。

一通り取材や挨拶などを済ませたは、一息つける静かな場所を探しに会場をこっそりと抜け出した。
廊下に沿って歩きたどり着いた先には教会があり、大きなドアを開けて中に入る。

電気はついておらず、誰もいない教会。
目の前の壁がガラス張りになっていて、庭や噴水、
イルミネーションの明かりがさしこんで幻想的で、10年前と変わらない美しさだった。
中央にある通路を真っ直ぐ歩いてガラス張りの壁のすぐ目の前に立つ。
その場所は懐かしくて、そして二度と戻らない時間が蘇り胸が締め付けられる。

「…大地さん」

別れたといっても、まだ2日。
頭の整理がつかないままは小さなため息をついた。

ーーーーギィィッ

突然背後のドアが開く音が聞こえて、は振り返った。
そこにはいるはずのない人物がいて絶句する。

「…ちゃん、やっぱりここにいたのか」

大地は肩で息をしていた。
おそらく、彼女を探し回っていたのだろう。
ゆっくりと呼吸を整えるように近づいてくる。

「ここからの景色も、全く変わっていないね」

一歩一歩近づいてくる大地に、はどうしていいかわからず動けずにいた。
大地はの目の前で立ち止まると今までと同じように優しく微笑む。

ちゃん、ジルベスタ―コンサートお疲れ様。今日のコンサート本当に良かったよ。
あの10年前の興奮がよみがえってきた」

ーーーどうして、ここに?

聞きたいことがあっても、言葉が出てこない。
会いたかった、という言葉も、自分から別れを切り出しておいてそんなこと言っていいわけもなく
この今の感情を何と表現していいかわからないまま、視界が涙でゆがんだ。

その気持ちを感じたのか、大地は右手での左手をギュッと握る。

「…ねぇ、ちゃん。ここで君に10年前、言ったことを覚えてるかい?」

重なった手から大地のぬくもりが伝わってくる。
涙がこぼれないようにこらえながら、大地の方をじっと見つめた。

「あの時、君と出会って人をこんなにも好きになれるということを知ったんだ。
…そして、今俺はこの場に立って思うよ。その気持ちは今も変わらないんだって」

の脳裏にも10年前の大地に告白された時のことがよみがえってくる。

忘れるわけがない。
大好きだった人と両想いになった日がどんなに嬉しかったことか。

「あの頃の俺は自分にすごく素直で、君を幸せにするのが俺の仕事だ、なんて思って、毎日がただ楽しかった。
 でも、君といる時間が重なれば重なるほど、好きな気持ちはとどまることを知らなくて、いつしか俺は君を失うことが怖くなり臆病になって、君の気持ちを確かめることができなくなっていたんだ」
「…っ」

ここ数年何度も何かを伝えたそうにしながらも、言葉を飲み込んで悲しそうな表情をする大地には不安になっていた。
大地が何を言いたいのか、気持ちを確かめるのが怖くて聞けずにいた。
聞いてしまったら、もしかしたらこのまま彼を失ってしまうのではないかと思ったから。

二人が同じようなことで悩んでいたことをは初めて知った。

ちゃん。君と過ごした時間は、嬉しくて、幸せに満ち溢れていたよ。
それは君と会えない日だって同じだ。君をただ想うだけで、忙しい毎日も俺は幸せだった」

優しく微笑んで、握っていたの手を大地は自身の胸に押し当てた。
その手からいつもよりも早い鼓動の音が聞こえる。

「…大地さん」
「君が俺の幸せを願ってくれているのなら、どうかこれからもずっと俺の隣にいてほしい」

真っ直ぐな言葉がの胸に響いていく。
そして、の目から堪えていた涙があふれ出す。

「…本当に、私でいいんですか?私がヴァイオリンを続けたら大地さんのために料理だって毎日作ってあげられないかもしれないし、
家で待っててあげることだってできないかもしれないのに…」

掴んでいたの手を離して、大地は彼女の頬を両手で優しく包み込んだ。
いつも強がって我慢している彼女の泣き顔は見たことがなくて、大地は胸が苦しくなる。
しかしそれと同時に、その涙が自分のためのものだと思うと愛しさを感じた。

「…あぁ、君は本当に可愛いな」

の顔をみて笑った大地は、涙を拭うように彼女の目尻にキスを落とした。

ちゃん、俺だって家事はちゃんとできるし、できるほうがやればいいと思う。今みたいなプライベートもないような生活はずっと続けるつもりはなくて、もう数年経験を積んだら実家の病院に行く話があるから、そうすれば今みたいな夜勤もなくなる。それに、俺の親だって君をすごく気に入っていて君にはヴァイオリンを続けてもらいたいって言ってるし、全力でサポートするって言ってるから何にも心配いらないよ」

大地はウィンクをして無邪気に笑った。

「これで君の不安は少しはなくなったかな?」

涙があふれているの額に大地は自分の額を合わせた。
お互いの吐息を感じるぐらいの距離のまま、大地は大きく深呼吸をした。

「…さん、どうか俺と結婚してくれませんか」

どれだけの時間を2人で回り道してきたのだろう。
その回り道ですら、今は愛おしくて。

答えなんてもう既に決まっている。
いつの間にか流れる涙が、うれし涙に変わっていた。

「はい、よろしくお願いします」

の顔にも、大地の顔にも笑顔があふれて、大地はにそのままキスを落とした。
今までのキスよりもはるかに甘くて溶けてしまいそうで。
きっと幸せとはこういうことを言うのだろう。

「…愛してるよ、ちゃん」
「私もです。大地さん...」




今までも今もこれからも
もうこの先2度と、君の手を離さないように
さよならの後に、始まる2人の未来の続きを描こう


















ちょこっとエピローグ(イラストあり)




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これにておまけのエピローグ含めて「さよならの後に」完結です。今まで読んでいただいてありがとうございました。
書きたかった長編を書き終えられてよかったです。

コルダ4で、大地が医者をめざし、実家の外科をいつか継ぐという話が出てきた時、
2人はどんな将来になるんだろうかと妄想したのがきっかけでした。
妄想の結果、考えれば考えるほど、現実的には厳しいよなぁ〜とか思ったりして
二人の将来のハッピーエンドまでを書いてみたいと思って書いてみました。

何がハッピーかは人それぞれですけど、ひとまず私の中ではこんな感じがいいなという妄想を形にできてよかったです。
ここまでおつきあいくださりありがとうございました。

今までさまざまな感想や拍手をいただいて本当にうれしかったですし、書くモチベーションを維持できました!
ぜひ、これからもこんなサイトですがよろしくお願いいたします。(2016/7/29)


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